親知らずの抜歯
親知らずのイメージ親知らずは口腔内のもっとも奥にある第3永久歯と呼ばれる歯です。
咀嚼-そしゃく-(噛むことや喋ること)に不必要であったり、きれいに磨くことが難しかったりします。
隣接する歯や顎の骨にダメージを与えるリスクもありますので、口腔内の検査及びX線写真をもとに親知らずの状態を把握し、抜歯すべきか否か検討いたします。
親知らずを抜いたほうがよいケース
- 一部だけが歯肉の外に現れている場合
歯肉との間にすき間ができるため細菌が入り込み、感染症にかかりやすくなります。痛みや腫れが生じたり、口が開けにくくなったりすることがあります。 - 成長のための十分なスペースがなく、埋もれている場合
隣接する歯に被害を与えます。 - 埋伏歯の上または周囲に液体の充満した嚢胞または隆起物(膨らみ)がある場合
隣接する歯に被害を与えます。
完全に顎の骨にうまっている場合や、完全に顔を出している場合は、炎症を起こすことが少ないので、痛くなければ抜かなくてもかまいません。
斜めになっている場合や、半分だけ顔を出している場合は炎症を起こしやすいのですが、口のケアをしっかりしているおかげで、炎症が軽くすんでいる人もいます。高齢になり、病気やストレスなど何かの拍子で急に痛み出す場合もありますので、そうなる前に抜歯しておくのも一つの考えです。
顎関節症
顎関節症
あなたは 食事中やあくびをした時など 顎(あご)に異音や痛みを 覚えたことありませんか…?顎関節症には3つの特徴的な症状があります。
痛みがある
耳の前を指で触って、口を開け閉めしてみてください。関節が動いているのが分かりますか?その部分が顎関節です。下顎の付け根に顎関節はあります。痛みを感じているのがここだと正しく人差し指でさせるようなら顎関節症の可能性は高いと考えられます。
口が大きく開かない
不自由や痛み
口が開きにくい、大きく開けられない、急に口が開かなくなったと感じることがあります。この時、痛みのあることも無いこともあります。
大きく口を開いた時、揃えた指がたてに楽に3本入れば、十分口は開いています。それ以下で、患者さん自身が不自由や痛みを感じていれば、顎関節症の代表的な症状の1つです。この症状を開口障害といいます。口を開ける時まっすぐに開けられずに、右や左に曲がってしまうのも開口障害の一種です。頑張れば口は開くけれども、ひっかかるような感じがする、という症状もあります。
食事や会話時、音がする
食事をしている時や話をしている時、あくびや大きく口を開いたときに顎関節の辺りで音がすることがあります。これも顎関節症の症状の一つです。
「コキン」と言う音が口を開ける時に1回する場合と、「ゴリゴリ」「コキコキ」「ミシミシ」などと感じる音が、顎を動かしていると何度もする場合とがあります。
当院ではこのような顎関節症の治療を行っております。お気軽にご相談ください。
外傷時の対応
牛乳か保存液に…
転んで歯が抜けても、その歯を持っていけば「植え直し」をできる場合もあります。その際、歯の根が乾かないように、牛乳か歯の保存液に入れて持参するのが理想的です。これらの溶液の中では、歯の細胞の生存率がもっとも高いと言われています。
どちらの溶液もない場合は口の中に含んだまま歯科へ向かいます。
歯を水道水で洗うのは絶対にやめてください。神経や歯根膜がダメになり、植え直しが難しくなります。泥などが付いていてもかまいません。